Dota Auto Chess(ドタオートチェス)について、ルールは把握したものの、どのコマを優先して購入し、配置すればよいか途方に暮れている初心者も多いのではないだろうか?
確かにこのゲーム、日本語版が出てまだ間もないため、ネット上でも初心者向けの解説が現状ほとんど見当たらない状態だ。
ここでは、Dota Auto Chessを始めたばかりの初心者に最適の戦略を紹介していきたい。
ただし、これを偉そうに紹介している私自身もまた典型的な初心者であり、この戦略はゲームを理解するための方法論であり、必勝法では微塵もない点にご注意いただきたい。
初心者はまずウォリアーを集めよ
初心者は、あまり難しいことを考えずにまずウォリアーを集め、配置していく戦略をとる事をおすすめする。
ウォリアーは、次に示す10個のコマのことだ。
コマの下にウォリアーと書かれていれば購入し、序盤からどんどんウォリアーのコマを集めていく。
配置上限までウォリアーを置き、コストの高いコマや、重複して星2になったコマを優先して出撃させる。
ガチャ(ショップ更新)はできるだけ控え、まずは金を50Gためて利子ボーナスの上限を確保する。
50Gを維持しつつ、まずはガチャよりも経験値を優先して取得し、盤に配置できるコマの上限数を増やしていく。
レベルが上がるとクンカなど強力なコマの出現確率が上がるため、レベルを上げた後にショップ更新を行い、コスト3,4のコマの星を上げていく。
戦略はこれだけ。まずは難しいことを考えずウォリアーを盲目に集め、試合を繰り返すうちに少しずつコマの選別法(種族シナジー等)を洗練させていく。
初心者にウォリアーがおすすめの理由
序盤・中盤に強い
よく、序盤はゴブリンやメカを集めよ、という戦略が各所で推奨されている。
しかし、初心者にとってはこれはかなりの諸刃の剣だと思われる。
というのも、ゴブリンやメカは序盤には強いが、中盤にものすごく弱くなる。
したがって、序盤戦が終了する頃合いを見計らって、中盤戦用にコマの配置を総入れ替えする必要がある。
この総入れ替えのタイミングや、入れ替えるコマの見極めこそが、このDota Auto Chessの最大の難所なのだ。
序盤はスムーズにゲームが進行するが、中盤以降が全く勝てず、何をしていいかすら分からなくなってしまうというのが、このゴブリン・メカ戦略を盲目に信じた初心者のたどる末路なのではないだろうか?
これに対し、ウォリアー集めは序盤から中盤にかけて強く、ゴブリン・メカのように中盤で失速することはない。
また、序盤戦と中盤戦で出撃するコマを総入れ替えする必要がないため、初心者が中盤戦を乗り切るのに適した戦略でないだろうか?
集めやすい
このDota Auto Chessは、麻雀と同様、ショップや他プレイヤーの状況からどのシナジー(クラスを揃える)を狙うか判断するのであり、どのシナジーを狙っていくかを事前に決めた上で、コマを選別しようとすると事故る。
アサシンやナイトを集めようとどんなに事前に決意していても、ショップにそれ用のコマが出てこなければ、計画は破綻する。
これに対して、ウォリアーは10種類ものコマが存在するため、よっぽどの事故が起こらない限り、ウォリアーがショップに全く現れないという状況は起こらない。
また、1コストのウォリアーは4種類もあるため、特に序盤戦でウォリアーは確率的にもかなり集めやすい。
配置がわかりやすい
このゲーム、PCでプレイすると恐ろしく操作性が悪い上、制限時間が厳しい。
初心者はQキーを使った操作でミスをしやすいのではないだろうか?
ウォリアーは、盤上の配置方法で、特に注意すべき事がないため、以下の通り、手に入れたコマは無造作に盤上に配置していけば問題ない。
ウォリアー集めでは配置に関して複雑な操作を要求されないので、操作ミスは起こりにくく、コマの選別などの別の作業に時間を割ける。
ウォリアーについての知識は今後も生きる
これが一番大事な点なのだが、ウォリアーを集める中で得られた知識は、他のクラスや種族を集めていく際にもかなり役立つ。
例えば、メイジを集めようとする場面でも、メイジを守るための壁役としてウォリアーが採用されることが多い。
その際にウォリアーに関する知識が生きてくるのだ。
ウォリアーの中でも、特に強力な種族シナジーの可能性を秘めた、岩のエレメンタル(エレメンタル)・人狼ライカン(ビースト)・トロルの戦将(トロル)は、ウォリアー以外のシナジーを考えている場合にも採用されることの多いコマとなる。
また、海賊王クンカは強力な範囲スタンスキル持ちのため、ウォリアーと全く関係のないシナジーでも採用されやすい大人気の駒になっている。
ウォリアーを集めていく中で、各コマの特徴や、種族シナジーへの派生方法を覚えていくことは、
Dota Auto Chessを深く理解していくにあたり良い入門となるのではないかと思う。